自律神経失調症とはどうしてなる病気なのでしょうか、ご紹介いたします。

自律神経失調症の基本知識

■自律神経失調症は誰にでも起こりうる症状です。
人は自分の意識していないところで様々なストレスを受けて暮らしています。それは、気温や空気や食べ物などの物理的ストレスであったり、人間関係や性格的なものからくる心理的ストレスであったりします。自律神経失調症の主な原因は、何かしらのストレスであると考えられていますが(まだはっきりと解明されていない面も多いそうです)、そう聞いて、「私はストレスをためない性格だ」「おおらかで体力もあるし、かかるわけがない」と思われた方は、逆に要注意かもしれません。無理をしていたり、頑張り屋の性格が、気づかないうちにストレスを溜め込んでいることって多いのです。自律神経失調症は、ちょっとした生活の変化や、ホルモンバランスの変化、年齢の経過、タイミングなどで、誰にでもなる可能性があります。思い当たる病気もないのに、体調の変化が気になる場合は疑ってみたほうがいいかもしれません。

■「自律神経失調症」は病気ではなく「症状」。
毎日胃が痛む、でも胃カメラで検査をしても特に異常がない、このような場合には「自律神経失調症」が疑われるわけですが、実は「自律神経失調症」とは、病気ではなく「症状」です。「更年期障害」というのは自律神経失調症のひとつのかたちですし、人間の身体に不調がある場合の多くは、ある意味すべて自律神経が失調している状態、とも言えるわけです。身体の様々な不調に対して、明確な病気が発見されないような場合に「自律神経失調症」という呼び方をするケースが多くなっています。病気が表に出なくても、様々な異変が内部で起こっている、それくらい、人間の身体は複雑だということなんですね。医学上の正式な病名ではないため、検査の基準は定められておらず、医師が症状をみて総合的に判断するようです。

■自律神経失調症のタイプ
1.本態性型

体質として、もともと自律神経の働きが乱れやすい傾向にある人で、低血圧、虚弱体質の人などが相当。

2.神経症型
心理的な癖やものの考え方、捉え方で起こるもの。神経症との差は、身体に現れる不調の度合いの違い(神経症は心理面の症状が中心です)



3.心身症型

日常生活のストレス(疲労、人間関係、環境の変化など)を我慢することによって起こるもの。自律神経失調症の多くはこのタイプで、症状は多種多様。


4.抑うつ型
慢性的なストレスの蓄積が続いたことで、うつ反応が出ている場合。うつに対する適切な治療が必要に。

■自立神経失調症を引き起こす主な原因(ストレス)
1.気候の変化(季節の変わり目に体調が悪くなりやすいのはこのためです)
2.生活環境の大きな変化(就職による緊張や退職による気のゆるみ、引っ越しなどによるストレス)
3.ホルモンバランスの乱れ(更年期障害などはこの代表的なものですね。男性にも最近増えているようです)
4.対人関係や仕事、恋愛などの悩み、不安

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